IROS 2011 Best Paper Finalistを受賞 - ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン

2011.11.03

IROS 2011 Best Paper Finalistを受賞

ニュース

中野幹生プリンシパル・リサーチャ、船越孝太郎リサーチャの論文と、 中臺一博プリンシパル・リサーチャ、中村圭佑リサーチャの論文が、 知能ロボットの国際会議IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and System 2011 (IROS2011)において IROS 2011 Best Paper Finalistを受賞しました。 この国際学術会議には、今回2459の論文が世界から提出され790が発表論文として採択されています 。IROS 2011 Best Paper Finalistには、この790の発表論文から6本が選出されました。 また、中野らの論文では、学生さんがIROS 2011 Best Student Paper Finalistも受賞しました。

 

中野らの論文 Autonomous Acquisition of Multimodal Information for Online Object Concept Formation by Robotsは、「人とロボットの新しい関係を構築する音声インターフェース」における課題である「言葉の意味の理解」に向けた研究テーマです。ロボットが視覚、聴覚、触覚のセンサを用い物体の特徴情報を全自動で集め、その物体に名前を付ける、いわゆる物を覚える機能をオンラインで実現しました。将来、ロボットは多くの物体を扱うことになることが想定されます。事前に全ての物体をロボットに登録していなくても動作できるようにすることで、ロボット応用の範囲が広がると考えています。

 

中臺らの論文 SLAM-based Online Calibration of Asynchronous Microphone Array for Robot Auditionは、「音をベースに環境・状況を理解できる情報処理メカニズムの構築」における、複数のマイクロホンを用いた音処理(マイクロホンアレイ処理)に関する研究テーマです。マイクロホンアレイ処理は,音の方向の検出や音の分離に有効ですが、事前にマイクロホンの位置を計測したり,特殊な音収録装置が必要であったりと実用にむけた課題がありました。発表した手法はこうした課題を解決し、マイクロホンアレイの導入を容易にする提案であり、マイクロホンアレイの実用化に向けた大きなブレークスルーとなることが期待されます。

 

※IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS)は、世界最大のロボット研究国際会議。IROS 2011 Best Paper Awardは、会議で発表された中から最も質の高い論文に与えられる賞。